―活動開始16年、これなくして“平戸の夏"は始まらない /“千里ヶ浜海水浴場"で清掃ボランティア 増山建設㈱
2019年07月27日(土)
地域貢献
地域貢献
増山建設㈱(増山富博代表取締役)は23日、平戸市内の千里ヶ浜海水浴場にてボランティア清掃活動を実施した。同社では毎年この時期の恒例事業として励行している。
当日は同社協力会社からの参加者ほか、長崎県県北振興局や平戸市職員も参加し、総勢60名が参集。作業前にはあいさつに立った増山社長は、「令和初年の夏を迎えました。毎年恒例の海岸清掃を行うことで、ビーチを利用する子供達が、裸足で安心して砂浜を歩けるように、砂浜をより“安心・安全"な場所とするための一役となれれば幸いです」と、参加者に協力を求めた。
続いて永田司朗工事部長からは熱中症対策、作業方法、さらに「海水浴客に迷惑がかからないよう、また、怪我をさせないように」との注意が促され、役割分担の確認の上、道具等が手渡されて一斉に作業が始まった。 作業は主に遊泳範囲内の砂浜が対象。使用重機は、2㌧ダンプのほか、Wピック、タイヤショベル3台、0・2ユンボ1台、草払い機5台―が駆り出され、流木などの比較的大きなものから、ロープ、タイヤ、発泡スチロール、ペットボトル、空き缶やビン、海藻、暖竹―等に至るまで、徹底的にゴミを浚っていき、混載のゴミは実に300㌔、トラック2台分に至った。
この日、午前9時から始まった清掃活動は午後3時過ぎまでみっちりと続けられ、海岸は見違えるようにすっきりと綺麗に。本紙取材に応えた同社の桝屋智幸取締役総務部長は、「この海岸清掃も早いもので16年、海開き前に実施している関係で、今ではこのボランティア作業無くして『平戸の夏』は始まらないと言っても過言ではありません。活動によって、安心して海水浴を楽しむ家族連れの笑顔を見ると、“やってよかった"という充実感で、疲労も吹き飛びます。本当にボランティア冥利に尽きます」と、汗をかきながら破顔した。
―なお、今年の増山建設㈱愛護団体の参加者は次の通り(順不同)。
▽長崎県北振興局、平戸市、中野漁協、立石重機工業㈲、港祐産業㈲、泰生商事㈱、㈲アイキョウ、㈱森谷商会、田中工業㈲、前川建塗、綾香工務店、吉本建設㈱、㈲オー・ディ・エイ・プラン…総勢60名