『暮らし続けたい、訪れてみたい、魅力あふれる島原をめざして』 /島原市・古川隆三郎市長
2022年01月04日(火)
特集記事
人物
新年明けましておめでとうございます。
市民の皆様には、令和4年の新春を晴々しい気持ちでお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は新型コロナウイルス感染症の急激な感染拡大により、市内でも感染者が急増し、多くの方々が不安な日々を過ごされたと感じております。市民の皆様には、ワクチン接種へのご理解を賜りますとともに、マスクの着用や消毒など基本的な感染対策について、引き続きご協力をお願いいたします。
本市では、中心市街地の活性化を推進するため、イオン島原店の建て替えと並行しながら市道堀町縦線の整備を行っております。中心市街地へ人の流れを誘導することにより、利便性の向上と賑わいの創出を図ってまいりますとともに、イオンの営業時間に合わせ、住民票などの発行業務を行う市役所窓口を、イオン島原店内に設置することにより、市民が暮らしやすいまちづくりに取り組んでまいります。
高規格道路「島原道路」については、出平町から有明町間の工事が実施されておりますが、今後もより一層の事業促進に向けて、関係団体の皆様をはじめ、地元選出の国会議員の皆様のお力添えをいただきながら、引き続き要望を行ってまいります。
また、消防団員を含む44名の尊い生命を奪った、雲仙・普賢岳噴火災害の影響から、山頂には巨大な溶岩ドームが堆積しており、崩落や土石流の危険にさらされています。
この対策のため、溶岩ドームの監視と砂防管理事業を行っている雲仙復興事務所が、昨年4月に雲仙砂防管理センターへ改称され新たな体制となりました。
近年では、全国各地で自然災害が頻繁に発生し、大規模化、多様化、激甚化しており、これまで以上に地域防災力の強化が求められております。地域住民一人ひとりが主体となる、自主防災組織の再編や地域防災の要である消防団との連携・強化に繋げ、新たな地域コミュニティの確立を図るとともに、日本一の自主防災組織を目指してまいります。
本市の重要な課題である新型コロナウイルス対策や人口減少問題、市民目線に立った行政改革の推進による縦割り行政の打破など、課題は山積みでありますが、本年もスピード感のある市政運営の舵取り役として精一杯チャレンジしてまいります。暮らし続けたい、訪れてみたい、魅力あふれる島原を目指して、市民皆様との協働により市政を推進できるよう、皆様方の更なるご支援、ご協力をお願い申し上げます。
結びに、皆様にとりまして、本年が素晴らしい年となりますよう心から祈念いたしまして、新年のご挨拶といたします。