【連載コラム】海辺の街から ~第15回:来日するまでの苦労、知っていますか?《外国人材・第2回》~
2025年07月11日(金)
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現場でいっしょに働いている外国人の若者たち。その多くは、技能実習生や特定技能という制度で日本に来ています。でも、ここまで来るのに、彼らはけっこうな苦労をしてきています。
・母国で何か月も日本語を勉強し、試験を受けなければならない。
・母国で事前研修を受けなければならない。
・送り出し機関への登録・選抜が厳しい。
・多額の渡航前費用がかかる。
渡航前にすでにお金がかなりかかっていて、借金をしてくることが多いです。
多くの人が、家族や地元から離れ、自分の家族を支えるために「日本は仕事が厳しい」と聞いても来る。それだけ覚悟があるということです。
外国人は、現場の人手不足を助けてくれる存在。
でもそれ以上に、彼らの姿から「働く意味や仲間の大切さを学ばされることもある」と聞きます。異文化に触れるのは日本人にとっても価値があるのではないでしょうか。