地域貢献

諫早市造園建設業協会/市民360人に〝諫早〟ショウブ配布/大久保市長が活動に感謝

2025年07月12日(土)

地域貢献

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挨拶に立つ八江会長(右)と大久保市長

株分け会の様子

通りを埋め尽くす長蛇の列

 諫早市造園建設業協会(八江一弘会長)が8日、市の名を冠する諫早ショウブの株分け会をアエルほんまち通りで開催した。今年で4回目となる株分け会。開始前には市民らが長蛇の列を成し、会員らは応援に駆け付けた大久保潔重市長とともに約1800株(360人分)を配った。


 かつては、市内広くに自生する在来種だったが、近年では数が減少している諫早ショウブ。同協会は、「諫早」の名を冠した植物を絶やさぬよう2013年から育成を始めた。市関係部局の協力を得て、約8年もの歳月を掛けて諫早小学校学校田や諫早公園内の眼鏡橋、旧郷土史料館跡地で増殖に成功。3年前から市民に向け株分け会を行っている。今回は、眼鏡橋と史料館跡地の株を配布。


 配布を前に八江会長は、多くの来場に謝意を示した上で「このように花や緑を愛して下さる方々がいることは大変うれしいこと。諫早市全土に諫早ショウブを広めていただきたい」と呼び掛けた。


 続けて大久保市長があいさつ。「諫早市造園建設業協会のご協力の下、諫早ショウブの数を増やすことができた。皆さまが各ご家庭で大事に育てていただけたらうれしい」と感謝と喜びを語った。


 午前10時30分に開始した株分け会は、早々に約200人分を配り終え、その後会員や市職員の呼び掛けで市民らが足を運び、開始から約30分という速さで360人分の配布が完了した。


 午前9時から並んでいたという最前列の市民は、「今年で3回目の参加。昨年いただいた諫早ショウブが今年きれいな花を付けたので、来年の花を楽しみにして来ました」と笑顔を見せた。協会によると、毎年5月末から青紫色の花が咲き始め見頃を迎えるという。 


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